整腸作用

乳酸菌の仕組み

全世界で作られ食べられている発酵乳は、古代から人類の健康維持には欠かせないものでした。
もともとは中央アジアの遊牧民らに食されていたものが、シルクロードを通って全世界に拡大したといわれています。
もっとも古い文献では紀元前5000年ごろの古代ギリシャ文明が繁栄していた頃に、一部の貴族階級の間で食されていたとされていますが、現代のように発酵機器などもちろんない時代であり、品質管理の観念さえなかった時代です。

天然の環境を生かして製造されていたのかもしれません。
発酵乳は乳酸菌から作られるもので、チーズやヨーグルト、漬物、そのほか発酵食品の多くが含まれます。
一体どのようにしてわたしたちの体を守ってくれているのでしょうか?

それについては各メーカーの熱心な研究によって、乳酸菌の仕組みがかなり詳細にいたるまで明らかにされています。
種類も200種類以上発見されていて、それぞれに少しずつ機能や性質が違ってきますが、すべてに共通しているのは整腸作用があること、免疫機能があること、細胞の働きを活性化させることです。

これらのうちのどれかが特に強く機能する、あるいはいくつかある栄養素のうち、特にこの栄養素が豊富といった違いがあるだけです。
自分の現在の健康状態に合わせて乳酸菌を選択する事で、より強力に健康をサポートしてくれるのは当然です。
腸内にはもともと数百兆個の菌が生息していますが、善玉菌と悪玉菌とが共存しています。

善玉菌が増えれば当然体調も良いし健康的に過ごせますが、悪玉菌が増えてくると肌荒れや便秘、成人病など健康に悪い症状をたくさん引き起こします
不規則な食生活や偏食、ストレスなど環境の変化によって、腸内菌のバランスは簡単に崩されてしまいます。
常に良い状態でバランスを保つために不可欠なのが乳酸菌であり、乳酸菌から放出される酢酸です。

酢酸は、腸内を酸性にし重大栄養素であるビタミン群やカルシウム、ミネラル、良質たんぱく質や脂質といった栄養素を作り出します。
こうした良いバランスが維持されているときは、細胞分裂も活発なので、活力にあふれ、わかわかしさを維持できるのですが、先述したように、環境の変化や加齢によって、少しずつ乳酸菌が減少して行くので、対外からも補充していく必要があるのです。
体内で生成されるものを、わざわざ対外からも取り入れるのは、こうした仕組みがあるためです。
ヨーグルトやチーズなど、発酵食品を上手に、普段の食生活に加えながら、長く若々しさを維持していきましょう。